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私は小さいころから言葉によって自己表現することの怖さを感じていました。

自分が思っていることの半分も相手に伝えられない

相手から心ない言葉を投げ掛けられて言葉に詰まり、涙があふれる

素直に率直に言った言葉が、なぜか笑われる

おしゃべりが好きなのに、誰も真剣に聴いてくれない

そんな経験を重ねることで、いつしか私は口数の少ない内向的な性格になっていきました。

ドジでとろく、容姿も劣る自分を好きになる人なんて誰もいないと、今思えば、自分の殻に閉じこもっていたのでしょうね。年頃になって好きな人ができると、いくらその人に相応しい魅力的な人になりたいと思っても、そうなれない自分をなかなか受け入れることができませんでした。

孤独を抱えた私が癒される場所は、本の世界であり、創造の世界でした。

美しい絵画や音楽の調べは、苦しい自己嫌悪の現実から、夢の世界へと誘いました。

そんな私がカウンセリングを学び始めて箱庭療法に出会えたのは、やはり必然だったのでしょう。　

言葉にならない想いに溢れていた私は、一気にその魅力の虜になりました。

箱庭療法を継続して学ぶ中で、これを日本に紹介してくださり、広めてくださった河合隼雄先生のご尽力のお蔭で救われた魂がここにもある、ということを示したいと私は思うようになりました。

信頼するカウンセラーに見守られ、自由に自己表現をすることで、自然に癒されていく。

たったこれだけのことなのに、強力な力を持つ箱庭療法。

この魅力を、是非あなた様にも味わっていただきたいと思います。

ご自身を客観的に見ると、お作りになられた箱庭が、何ともいとおしくなります。

「自分を知る」

問題を解決し、今より幸せになるために必要なのは、まずはそこからなのでしょう。

どうぞ体験なさってください。